HOME 診療内容 統合失調症

こんな症状はありませんか?

陽性症状(通常は存在しないものが現れる症状)

幻覚
五感のうちのひとつに異常が生じ、実際には存在しない感覚を経験する
妄想
現実には存在しない信念や考えに確信を持つ
思考障害
思考が散漫になるなど
興奮
過度の興奮状態や興奮した行動を示す

陰性症状(通常の機能や能力の低下を示す症状)

意欲の低下
活動的でなくなり、やる気がなくなる
感情の鈍麻
感情が薄れ、表現が乏しくなる
言語の貧困
言葉・表情・身振り手振りが減少し、コミュニケーションが困難になる

統合失調症の症状は個人差があり、症状の出現や程度も異なる場合があります。
病状が現れる前には、病気の前兆(不眠や不安、抑うつなどの症状)が現れる時期がありますので、この前兆にも注意が必要です。

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統合失調症とは?

統合失調症とは、思考や感情、行動の統合がうまく機能しなくなる病気で、幻覚や妄想、意欲の欠如などの症状を伴います。
本人が病気であることを自覚しないことも多いです。
また、思春期から青年期に発症するケースが多く、100人に1人が生涯に発症するとされます。

症状は「陽性症状」と「陰性症状」に分けられます。
「陽性症状」には、幻覚や妄想だけではなく、会話や行動にまとまりがなくなったり、突然興奮するなどの症状があります。
反対に「陰性症状」には、周囲に無関心になったり、意欲や集中力が落ちるといった症状があります。
これらの症状は、周りからは理解が得にくく、怠慢や怠惰のあらわれなどとさまざまな誤解をうけることがあります。

統合失調症は慢性的な疾患であり、早期の診断と治療が重要です。

統合失調症の原因

原因はまだ完全に解明されていませんが、脳の機能障害や統合失調症になりやすい体質、遺伝要因、環境要因が関与していると考えられています。

脳の機能障害

統合失調症の原因として、脳に情報を伝える神経伝達物質の機能障害が関与していると考えられています。
特にドーパミンやグルタミン酸の異常が関連しているとされています。

統合失調症になりやすい体質

統合失調症の発病には個人の体質も関与していると考えられています。具体的な体質的要素については明確ではありませんが、遺伝的要因や脳の発達や構造に関する要素が関与している可能性があります。

遺伝要因

統合失調症は遺伝的要因も関与していると考えられています。
統合失調症の発症率は一般人口に比べて家族歴のある人では高くなる傾向があります。

環境要因

統合失調症の発症には環境要因も関与していると考えられています。ストレス、出生時の合併症、母体の感染症、出生時の低酸素状態などが統合失調症のリスクを高める要因として挙げられています。

これらの要因は相互に影響しあい、統合失調症の発症に関与すると考えられています。
具体的な原因やその重要性については、個々の患者や症例によって異なる場合があります。

統合失調症の治療法

統合失調症の治療は、症状の軽減や社会的な適応の改善を目指します。
薬物療法を主体とし、必要に応じてリハビリテーションを組み合わせた治療を受けることで、落ち着いた生活を送ることができます。

薬物療法

抗精神病薬が使用されることが一般的です。
これらの薬物は脳内のドーパミン神経活動を抑制することで症状の改善を図ります。薬物療法では個々の症状や状況に基づいて適切な薬物の種類や服用量を決定します。
ただし、薬物療法には副作用があり、定期的なモニタリングと医師との相談が重要です。

心理社会的アプローチ

心理療法や認知行動療法などの心理療法は、思考や行動のパターンを改善し、日常生活や社会的な関係の改善をサポートします。
また、家族教育や支援グループへの参加など、家族やサポートシステムも重要な役割を果たします。

リハビリテーション

機能の回復や社会的な適応の改善を促すためのプログラムです。職業訓練、社会的スキルトレーニング、日常生活の自立支援などが含まれます。
リハビリテーションは、個人のニーズに合わせてカスタマイズされ、より充実した生活を送るための能力を向上させます。

統合失調症の治療は、個々の症状や状態に応じて個別に計画される必要があります。
治療計画の変更や薬物の調整が必要な場合がありますので、医師や精神保健専門家との定期的な相談とフォローアップが重要です。

大阪駅前こころのクリニック
診療内容
精神科・心療内科
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